「ジグソウ:ソウレガシー」ネタバレあらすじとラスト解説【感想・評価・考察】
「ジグソウ:ソウレガシ」ネタバレあらすじ
【1】密室に閉じ込められた5人の男女
暗い密室の中で五人の男女が目を覚ます。
目元をくり抜いたバケツを被らされ、繋げられた鎖は壁に伸びており、その壁には丸ノコギリが埋め込まれていた。
部屋のスピーカーからアナウンスが流れると同時に鎖は収縮をはじめ、五人は壁に引きずられていく。
アナウンスを思い出した参加者の一人、アナ(ローラ・ヴァンダーヴォート)が自身の腕を丸ノコギリで傷つけると、鎖の収縮が止まる。
このギミックを全員に教えることでなんとか生還したが、一人だけ、直前まで目覚めなかった男性はノコギリの餌食となってしまった。
四人が扉の先に進むと、そこは農場の納屋だった。
突然鎖が収縮を開始。
参加者のミッチが咄嗟にジグソウ人形の持つテープを取ったことで、鎖の滑車が外れるが、鎖は天井に繋がっていた。
テープを再生すると、参加者カーリー(ブリタニー・アレン)の過去の罪が明かされる。
彼女の身体には毒薬が仕込まれており、降りてきた三本の注射器から正解の一本を選ばなければ、全員が鎖で天井に吊るされて死んでしまう。
注射器をすべて持っていたライアンが、三本ともカーリーに注入し、鎖は停止。
カーリーは血を噴き出して死んでしまう。
【2】ジグソウの復活?
一方、世間では一人の男性の遺体が発見されていた。
刑事のハロラン(カラム・キース・レニー)、キース(クレ・ベネット)は検視官のローガン(カラム・キース・レニー)とその助手エレノア(ハンナ・エミリー・アンダーソン)と共に、遺体の検視を進めており、遺体から出てきたUSBの音声がジョン・クレイマー(トビン・ベル)のものと一致すると知る。
その頃、農場の三人は、危機に瀕していた。
ライアンはワイヤーに右足を巻き込まれ、アナとミッチは筒状の空間で上部から降り注ぐ大量の穀物で身体の大半を埋められ、身動きが取れない中、頭上から包丁や釘などが降ってくる。
二人が助かるには、ライアンがワイヤーに繋がるレバーを引くしかない。
ライアンが決死の覚悟でレバーを引き、彼の右足を代償に二人は生還するのだった。
納屋で夜を明かした三人だったが、ミッチ(マンデラ・ヴァン・ピーブルズ)が自分宛のテープを発見した。
再生すると、ミッチが隠していた罪の詳細が語られ、彼は鎖で足を引っ張られ宙吊りにされてしまう。
内側に螺旋状の刃物が付いたマシンにゆっくりと落とされるミッチは、アナの努力も虚しくズタズタになってしまうのだった。
ローガンとエレノアの元には、二人目の遺体発見の報が届いていた。遺体に残されたパズルピースから、エレノアはジグソウの存在を確信する。
一連の事件にローガンとエレノアが関わっていると睨むキースは、ローガンに手錠をかけた。
しかしローガンは、ハロランが犯人だという。
ローガンは証明のためにエドガーの遺体から銃弾を取り出し、これがハロランのものと判明。
連絡付かずのエレノアがローガンの前に現れたことで、二人は農場へと向かうことに。
【ラスト】事件の真犯人はローガン
一人、扉の隙間から脱出を図っていたアナだったが、突然現れた謎の人物に薬を打たれ、再び納屋の中に。
今度はライアンと共にそれぞれの脚に鎖を繋げられていた
現れた老人はジョン・クレイマーその人。
ジョンは「自由への鍵だ」と一発の弾丸を込めたショットガンを置き、立ち去ってしまう。
ショットガンが自由への鍵だと判断したアナは、銃口をライアンに向けた。
恐怖の中、ジョンの発言を思い出したライアンが銃のギミックに気が付き引き留めるも、アナは発砲。
しかし、銃は暴発しアナは死亡。ジョンが込めた弾丸には、二人の鎖の鍵が仕込まれており、ライアンは涙する。
農場でローガンを追っていたハロランだったが、道中で何者かに襲われて気絶してしまう。
彼が目を覚ますと首にはレーザーカッターが付いた首輪が嵌められていた。
目の前にはローガンもおり、彼も同じく誰かに襲われたらしかった。
ハロランはローガンを騙し、彼の装置のボタンを押した。
ローガンは大量の出血をしてその場に倒れ伏す。
難を逃れたかと思われたハロランの装置も作動してしまう。
ハロランは罪の告白を始め、ギリギリのところで装置が停止する。
安堵したハロランだったが、死んだと思ったローガンが起き上がることで事態は一変する。
ローガンの装置は全くの偽物であり、溢れ出た血液はローガンのものではなく仕込まれたものだった。
さらにボイスレコーダーでハロランの声を録音していた。
ローガンの口から、事件の真実が明かされる。
事件の真犯人はローガンだった。
農場での出来事は全て十年前のこと。アナたちは十年前のゲームの参加者であり、現在も発見されていない遺体だった。
ローガンはそのゲームの参加者だったが、装置のミスにより死にかけたところを、ジョンに助けられていた。
その後、ローガンはジョンの弟子となって様々な装置を作り、十年後、ジョンのゲームを再現したのだった。
ハロランの告白と、エレノアがアリバイを証明することで、事件の真犯人をハロランに仕立て上げることに成功したローガンは、ハロランの装置を動かし頭部を切断。
ローガンは「死者の報いだ」と言って立ち去った。
「ジグソウ:ソウレガシー」の感想・考察・評価
「ジグソウ:ソウレガシー」の評価:76点
アナたちの身に起こった惨劇は、全て十年前の出来事でした。
ローガンによる種明かしがされるまで気付けた人は、あまりいないのではないのでしょうか?
装置はすべて、ルールに従い、恐怖に打ち負け盲目的にならなければ解除できるようになっています。
あの時、あのキャラがああしていれば、こうしていれば助かったのかもしれない。そんなシーンが多く散見されます。
現にショットガンのギミックは、先入観にとらわれず弾丸を開けていれば、二人とも助かったはずです。
作中、猟奇殺人の遺体を見てジグソウの手口だと知ったエレノアの表情をよく見ると、うっすらとですが喜んでいるように見えます。
ジグソウのマニアであるエレノアですが、真顔でも言葉の端々から嬉しさの滲む演技をした女優さんにはあっぱれの一言に尽きます。
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