「ジェラルドのゲーム」ネタバレあらすじと感想・評価【緊縛セックスシーンあり】

 

「ジェラルドのゲーム」ネタバレあらすじ

【1】夫婦の楽しい週末

ジェシー(カーラ・グギノ)とジェラルド(ブルース・グリーンウッド)の夫妻は、週末に人里離れた湖畔の別荘へとやってきた。

 

別荘へ着くと、仕事の電話を受けるジェラルド。ジェシーはひとり湖の畔を歩くことにした。美しい風景が、彼女を温かく迎えてくれる。

 

部屋でジェラルドはバイアグラを服用すると、鏡に向かって微笑んだ。

 

ジェシーが玄関先で野良犬に肉をやろうとしていると、ジェラルドは言う。

 

「おいおい、それは高い肉なんだぞ…でも、おまえのそういう優しいところに惹かれたんだ」

 

二人は家へと戻っていく。玄関の扉を開けっ放しのままにして。

 

新しいネグリジェに身を包んだジェシーは、値札のタグを取り外すとベッドの上の棚に置く。そして寝そべって夫を待った。

 

手錠を持って現れたジェラルドは、ジェシーの手首に手錠を掛けるとベッドに緊縛する。

 

そして彼はバイアグラをもう一錠服用して、持っていたコップをベッドの上の棚に置いた。徐々に性的に興奮を覚えてきた彼は、演技を始めた。
「叫んでも誰もこないぞ。試しに叫んでみなさい」

 

初めは夫に合わせて演技をしていたジェシーだったが、ついに我慢の限界を迎える。

 

二人は一旦行為を中断して、冷静に話し合おうと努める。お互いに思っていることをそれぞれが言い合う。

 

議論の途中、ジェラルドは身体を震わせると、ジェシーにもたれかかるように倒れ込んでしまう。

 

両手が使えないジェシーは、足を使って彼の意識を覚まそうとするが、彼はそのままベッドから転がり落ちる。

 

彼女の視界には、ジェラルドの頭部が半分だけ見えていた。そこからゆっくりと血が流れ出てくる。

 

人里離れた別荘に、彼女は手錠を掛けられたまま、ひとり残されてしまった。

 

【2】死んだはずの夫の幻影

数時間が経ち、それでも動く気配のない夫に声を掛け続けるジェシー。

 

ふと、玄関先から物音が聞こえてくる。開けっ放しの扉から、野良犬が侵入してきたのだ。

 

犬はジェラルドの腕に噛みついた。そして、一部を食いちぎるとその場で食べ始めた。

 

その途端、ジェラルドが立ち上がる。

 

「おまえが肉をやったあの犬だ。血の匂いを嗅いでやってきたんだ」

 

ジェラルドは部屋の中をうろつきながら、思い出した冗談をジェシーに言って聞かせる。

 

しかしジェシーの視界には横たわる彼の死体の頭部がまだ見えていた。

 

ジェラルドは嬉しそうに話し続ける。

 

「おまえは見ただろ。ベッドから落ちて頭を打ったオレを…おまえは今、精神的におかしくなってきているんだ」

 

焦ったジェシーは、右の手錠をなんとか外すことに成功。そして、左の手錠もベッドを壊して外すことが出来た。

 

しかし彼女がベッドを振り返ったとき、ベッドにはジェラルドと緊縛されている自分がいた。

 

「ベイビー、本当に頭がおかしくなってきたな」

 

「彼の言うことを聞いちゃだめよ。全部彼のせいなんだから」

 

もうひとりの脱出したジェシーは言った。

 

ジェラルドは語りだす。自分の勃起不全のこと、長い間バイアグラを服用していたこと。以前、ジェシーの首を絞めて初めて性的に満足出来たことを。

 

二人の幻影は、疲労と喉の渇きに苦しむジェシーに棚の上の水の入ったコップと、値札のタグのことを教える。

 

棚板を傾けてコップを入手すると、ジェシーは値札のタグをストロー代わりにして水を飲んだ。

 

疲労困憊した彼女は眠りにつく。部屋の片隅では、犬がまだジェラルドの腕の一部を咀嚼していた。

 

【3】日食の記憶

真夜中にジェシーは目を覚ます。暗闇の中、顔の変形した背の高い男が立っていた。たくさんの骨やアクセサリーの入ったバッグを持って。

 

彼女は幻覚だと自分に言い聞かせる。しかし、ジェラルドは、彼は死神だと言う。

 

そして、ジェシーのことを「マウス」と呼び始めた。

 

それは昔、父親がつけた彼女のニックネームだった。

 

彼女が12歳の頃の、父親との忌まわしい記憶が蘇る。

 

「思っていたよりも小さいね」

 

車から降りると、少女は湖畔の別荘を見て言った。

 

「おまえが大きくなったからさ」

 

父親は笑う。そして母親、弟に妹、一家は別荘へと入っていく。日食を楽しむために、一家は湖畔の別荘へとやってきたのだった。

 

ボートに乗ることを嫌うジェシーは、父親と一緒に日食を見ることにした。

 

彼女は、母親よりも父親と一緒にいる方が好きだったのだ。二人は湖畔のベンチに腰掛ける。

 

父親は、昔のように膝の上に乗ってくれないかと娘にお願いする。

 

娘が膝の上に乗ると、彼は身体を小刻みに動かし始めた。

 

ベンチの端っこに置かれたラジオからは、父親の好きな古い曲が流れている。

 

ジェシーは夢から目を覚ます。ジェラルドは言う。

 

「一度も日食の話をしてくれなかった。お互いの悩みを話すってのが、結婚じゃないのか」

 

もうひとりのジェシーが続ける。

 

「確か日食の一か月前に初めての生理を迎えていたわよね。きっと血の匂いを嗅いでやってきたのね」

 

ジェラルドは床についた血の足跡をジェシーに教える。

 

「死神は今夜戻って来るよ、ジェシー」

 

ジェシーは彼らを無視すると、目を閉じて数を数え始めた。

 

父親は、娘を上手く言い包める。母親はもちろん、誰にも日食のことを言わないようにと。

 

ジェラルドは、ジェシーに言い続ける。今夜日が沈んだ頃、死神が戻って来るよと。

 

【3】脱出

夢の中、12歳のジェシーは、手錠を掛けられてベッドに座っている。

 

大人のジェシーは少女に言う。

 

「私は妹を守るために、大人にならなくてはいけなかった。例え家族の中に自分に居場所がなくても…」

 

少女は涙を流しながらジェシーに言う。

 

「日食のあとのことを、思い出して欲しいの」

 

ジェシーは、日食のあとの食事の席で、ガラスのコップを強く握りすぎて手を怪我したことを思い出した。

 

目を覚ました彼女は、ベッドの上の棚のコップを割ると、その破片で手首の皮を深く切った。大量の血が流れ出る。

 

彼女は手首を手錠からすり抜けさせようと強く引っ張った。切り口が手錠に引っ掛かり、皮がゆっくりとさけていく。

 

彼女は悲鳴をあげながら、それでも強く引っ張り続ける。

 

皮が半分以上はがれかけたとき、手錠から右手がすり抜けた。ジェシーは、ベッドを引きずって洗面台の上の鍵を取ると、左手の手錠を解錠する。

 

ベッドに横たわるジェラルドの顔の一部が抉られていた。玄関のホールでは、死神が立っている。

 

「おまえは現実ではない…」

 

ジェシーは死神に近づくと、彼の抱えているバッグの中に結婚指輪を入れた。

 

暗闇の中、彼女は車を走らせる。疲労のため、幻覚が襲ってくる。

 

日食の中、車を走らせるジェシー。バックミラーに死神を見たとき、車は森の木に激しく衝突した。

 

近隣の住人が、家から飛び出して駆けつけてくる。

 

6か月後

ジェシーは12歳の自分、マウス宛てに手紙を書いていた。

 

ジェラルドの保険金を元に財団を設立したわ。私たちと同じように性的虐待を受けた被害者のために。

 

結局、あの結婚指輪は、湖畔の別荘の何処からも発見されなかった。

 

そしてあれから6ヶ月経った頃、彼のことを連続殺人犯のことを新聞で知ったの。

 

『墓を荒らして骨やアクセサリーを盗んでいた先端巨大症の男が捕まる』

 

彼の行為はエスカレートしていき、目玉を刳り抜き、耳を削ぎ、喉を切り取ったり……。

 

そういうのは、犬のすることだと思っていたけど。

 

先端巨大症に苦しんでいた彼は、妹夫婦の頭皮を剥いで食べたの…。

 

そう、死神は実在していたのよ。手錠や犬、日食と同じ様にね。

 

マウス、明日私は彼に逢いに行ってくるわ

 

日食の中、ジェシーとマウスは二人でベンチに座っている。

 

「私たちには、太陽が必要よ。もういい加減に、太陽には出てきてもらわないと」

 

翌日、法廷へやってきたジェシーは死神と対峙する。

 

彼は、あの夜彼女が口にした台詞を繰り返す。

 

「おまえは現実ではない…」

 

ジェシーが死神に近づくと、彼の顔は父親の顔、そしてジェラルドの顔へと順に変わっていく。

 

性的虐待の事実を黙らされていた、沈黙の手錠。

 

結婚という名の、慰めの手錠。

 

「あなたって、思ってたよりずっと小さいのね」

 

彼女は死神にそう言い放つと、法廷を後にする。

 

日食の記憶と共に、彼女を心を縛っていた手錠が開錠されていく。

 

法廷を出たジェシーは、高く輝く太陽に向かって歩き出した。

 

「ジェラルドのゲーム」の感想・考察・評価【実際にこんな環境に置かれたら麻痺される】

 

「ジェラルドのゲーム」の評価:81点

 

本作品は、1992年に発表されたスティーヴン・キングの小説を元に制作。

 

監督は、ホラー映画で有名なマイク・フラナガンが務めており、彼の作品はどれも質が高くて、駄作がないのが特徴です。

 

本作を観た率直な感想は、キングのファンなら間違いなくお薦めの作品。

 

そうでない場合は、観る人を選ぶ作品かもしれません。

 

ただ、ドラマとしての完成度は高くて、映像、テンポ、雰囲気、演出、出演者の演技はどれも一級品で、幾つかの賞を受賞しています。

 

好みが別れるところは、登場人物の少なさと、殆ど別荘内で物語が進行していくという部分でしょうか。

 

また純粋なホラー映画というよりは、感動の人間ドラマ色が強い作品で、キング独特のスタイルで「過去との決別」というテーマが描かれています。

 

何度か見直してみると、さらによく理解できるという作品でもありますので、じっくりと集中して映画を観たい方にお勧め致します。

 

なお本作はエロ・セクシー要素ありもサスペンス映画。しかし本作を配信しているNetflixにはAV(アダルトビデオ)の配信はありません。

 

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